Monday, September 09, 2019 10:36 AM
懐かしい日本製ゲームを人工知能で英訳
ビデオゲームやゲーム・エンジン、デジタル・メディア・プレイヤー向けオープン・ソースの複合プラットフォーム「リブレトロ(LibRetro)」の開発元であるリブレトロ・チームは、人工知能を使った翻訳機能を人気ゲーム・ソフトウェア「レトロアーク(RetroArc)」に追加し、旧式の日本製ゲーム群を英語でプレイできるようにした。
リブレトロ・チームは、旧式ゲームをコンピュータやゲーム・コンソール上で再生して遊ぶためのエミュレーター(ソフトウェア)としてレトロアークを提供している。もともと対応していないコンピュータ環境で旧式ゲームを再生できるようにするものだ。
ベンチャービート誌によると、その最新版では、利用者が日本語のゲームをプレイする際に日本語のテキストを英語で読み上げ、また、表示される日本語の代わりに英語のダイアログ・ボックスも作成して表示する。
利用者が、人工知能基盤の翻訳機能「スピーチ・モード」を起動すると、エミュレーターが画面上のテキストをすべて読みとって英語に変換する。その間、ゲームが中断されることはない。かたや「イメージ・モード」では、ゲームが中断され、英語に翻訳されたダイアログ・ボックスが表示される。
日本でかつてヒットしたゲームの一部は英訳出版されているが、その種類は非常にかぎられている。そのため、日本以外のゲーム愛好家らの一部は、グーグル翻訳を使って日本製旧式ゲームをプレイしている。
スピーチ・モードとイメージ・モードを機能させるための初期設定は非常に複雑であるため、改良の余地があると指摘される。
【https://venturebeat.com/2019/08/26/retroarch-ai-text-translation/】