Friday, September 20, 2019 9:34 AM
ドナルドソン、IIoT対応の集塵機監視サービスを提供
産業用フィルター製品を製造および販売するドナルドソン(Donaldson Company、ミネアポリス拠点)は、産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)を活用する新製品「アイキュー(iCue)」を市場投入した。アイキューは、有料サービスとして提供され、集塵機の状況をリアルタイムに監視して、施設管理者に通知する。
ビジネス・ワイヤーによると、主要ブランドらの集塵機と互換性があるアイキューには、ハードウェアのほか、自動報告書作成機能やリアルタイムの保守管理通知、詳細分析データ閲覧用のインターフェイスが含まれる。
業界誌プラント・エンジニアリング(Plant Engineering )がドナルドソンの依頼を受けて実施した調査では、工場技師らの38%が集塵機の問題で操業停止したことがあると回答した。そのコストは、1時間あたり平均3371ドルだった。
また、そういった予定外操業停止が高いコストを発生させるにもかかわらず、機器の徹底的な評価を過去3年以上、実施したことがないという回答者は半数近くに達した。
ドナルドソンは、アイキューの基本となる技術を2018年に提供開始した。その利用者たちのあいだはでこれまでに、集塵機の問題による操業停止時間が短縮し、保守管理費用が削減されるといった効果が確認された、と同社は説明している。
ある事例では、アイキューを導入した結果、問題の早期検出が可能になり、以前なら集塵機の問題解決に2時間かかっていたところを、いまでは15分の作業で問題を解決できるようになったという。
【https://www.businesswire.com/news/home/20190918005298/en/Donaldson-Introduces-iCue%E2%84%A2-Connected-Filtration-Service-Monitor】