Friday, October 04, 2019 9:54 AM

HP、今後3年間に7000〜9000人を解雇

 ヒューレット・パッカード(HP)の次期CEOのエンリケ・ロアース氏は3日、不振が続くプリンター事業のテコ入れを図るために、今後3年間で最大16%の人員削減を実行する方針を示した。7000人から9000人が解雇される計算だ。同社の従業員数は現在、約5万5000人。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同社の組織再編が完了すれば年間約10億ドルを節減できる、とロアース氏は証券分析専門家らとの年次会議において説明した。同社は現在、約3年前から実施中の人員整理の終盤にさしかかっている。現行の人員削減計画では最大5000人が解雇される。

 HPは昨今、プリンターとインク事業の低迷に直面している。それらの事業はかつて、同社にとって最大の利益源だった。ロアース氏は、人員整理によって事業運営コストを縮小すると同時に、プリンターとインク事業を蘇生するために販売および販促を劇的に工夫する計画だ。その内容は明らかにされていない。

https://www.wsj.com/articles/hp-to-cut-up-to-9-000-jobs-in-new-ceos-restructuring-plan-11570143485