Wednesday, October 09, 2019 10:12 AM
IBM、供給網管理の新製品を投入
IBMは8日、供給網管理技術の新製品「スターリング・サプライ・チェーン・スイート(Sterling Supply Chain Suite)」を市場投入した。同製品には、独自の人工知能技術「ワトソンAI(Watson AI)」とブロックチェーン技術「IBMブロックチェーン(IBM Blockchain)」が応用されている。
PRニューズワイヤーによると、スターリング・サプライ・チェーン・スイートは、IBMの既存製品「スターリングB2Bネットワーク(Sterling B2B Network)」および「スターリング・オーダー・マネジメント(Sterling Order Management)」を基盤とし、製造業や小売業を含む流通関連業界企業の供給網データを統合して効率的に管理できるようにする。
同社は、人工知能とブロックチェーンのほかにモノのインターネット(Internet of Things=IoT)技術も活用し、過去のデータから学習して管理状況を自動修正する機能を実現した。
スターリング・サプライ・チェーン・スイートは、オープンかつ安全なプラットフォームとして提供され、ハイブリッド・クラウドにも対応する。柔軟性があるため、導入会社らは自社のニーズにあわせて調整および更新できる。
同製品の開放(オープン)性は、IBMが買収したレッド・ハット(Red Hat)の技術によって実現されている。
IBMは、供給網のデジタル変革に関する技術市場が全世界で500億ドル規模に成長すると予想している。
【https://www.prnewswire.com/news-releases/new-ibm-sterling-supply-chain-suite-takes-aim-at-50-billion-market-by-helping-clients-reduce-costs-and-untangle-the-complexities-of-their-global-supply-chains-300933891.html】