Thursday, October 10, 2019 10:03 AM

IIC、スマート建物ソリューション開発競争を実施へ

 米国の産業用インターネット業界団体IIC(Industrial Internet Consortium)は7日、ブロックチェーンとモノのインターネット(Internet of Things=IoT)を建物管理に応用することを推進するスマート・ビルディングス・チャレンジ(Smart Buildings Challenge)というソリューション開発競争制度の参加会社らを最終化した。

 レッジャー・インサイツ誌によると、第4次産業革命(インダストリー4.0)技術を使った産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)の促進に焦点をあわせるIICでは、トラステッドIoTアライアンス(Trusted IoT Alliance)との協業のもと、スマート・ビルディングス・チャレンジを実施することで、建物スマート化技術およびソリューションの開発と応用法開発を刺激する計画だ。

 IICによると、スマート・ビルディングス・チャレンジには、デル(Dell)やIOTA財団(IOTA Foundation)、ウィプロ(Wipro)、グリッドX(gridX)、スラント(Slant)、クラウド・ステューディオ(Cloud Studio)を含む26の会社や団体が参加する。

 IICとトラステッドIoTアライアンスは、スマート・ビルディングス・チャレンジに協力する技術会社として、マイクロソフト(Microsoft)やボッシュ(Bosch)らと提携している。

 スマート・ビルディングス・チャレンジでは、審査団が勝者たちを選定し、たとえばショッピング・モールといった公共の場で概念実証を実演する機会を勝者会社らに与える。

 IICは、スマート・ビルディングス・チャレンジで発掘された新たなソリューションや技術をそれらの協力会社と勝者会社との協業によって実用化の可能性を探る。

https://www.ledgerinsights.com/dell-iota-iic-smart-buildings-challenge/