Tuesday, November 12, 2019 9:35 AM
インドの新興企業ヘイバー、産業向けスマート化で台頭
インドのプネーを拠点とするロボティクス新興企業のヘイバー(Haber)は、人工知能を活用するラース(RaaS=robotics-as-a-service)型の産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)プラットフォームによって、幅広い業界の会社の業務自動化を支援する事業で台頭中だ。
エクスプレス・コンピュータ誌によると、2015年設立の同社は、IoTプラットフォームの「イーリクサ(eLIXA)」を通じてデータの収集&分析機能を提供し、業務の効率化や生産性の向上を支援している。
同社はこれまでのところ、おもに紙&パルプや食品&飲料、金属&鉱業といった業界で市場を開拓してきた。イーリクサは、原材料の効率的使用や品質の一貫性向上、設備機器のダウンタイム削減といった効果をあげている。
「当社の基幹製品であるイーリクサは、1箱に収められたサービスとしてのロボティクスだ。自動サンプル抽出や検知器、末端電算機器、リアルタイムの介入機能を組み合わせている」「工場に導入すれば、人手をまったく介さずにリアルタイムで過程(工程)媒介変数(補助変数、設定値)を分析および制御する」と、共同設立者のヴィピン・ラグハヴァンCEOは説明する。
イーリクサは、取得したデータを使ってリアルタイムで機械学習し洞察を導き出す。「自動運転車(autonomous vehicle=AV)に似た技術だ。AVはまだ商用化されていないが、イーリクサは、人工知能を現実の問題にリアルタイムに適用するという概念を見事に商用化した」と、ラグハヴァン氏は話す。
同氏によると、イーリクサは「高度に標準化されていて、カスタマイゼーションがほとんど必要ないため、すばやく導入して即座に結果を出せる」。
同社は今後、製品機能を拡張するとともに、地理的市場も拡大していく計画だ。「5年後には年間経常収入2億5000万ドルの会社になる」と、ラグハヴァン氏は述べた。
【https://www.expresscomputer.in/startup/how-robotics-as-a-service-in-a-box-is-helping-process-manufacturing-industries/43124/】