Wednesday, July 22, 2020 10:24 AM

アドビとIBM、銀行向け販促ソフトウェアで協業

 アドビ(Adobe)とIBMは21日、銀行向けの販促ソフトウェアを使いやすくするための協業に合意したことを明らかにした。

 ロイター通信によると、銀行業界では、顧客データの管理について厳しい規制を順守しなければならないことから、販促ソフトウェアの使い方が複雑化した。アドビとIBMはそれを解消する計画だ。

 銀行は、たとえば、ウェブサイト上で商品やサービスを販促する単純な機能でも、顧客データを取得するための規定の書類を顧客に提示して記入してもらうといった面倒な過程を経る必要がある。そういった例は、顧客データが関係する銀行業務全般にいえることだ。

 両社は、IBMのクラウド・システムで走るアドビの銀行向け販促ソフトウェアを改良し、銀行向け機能群を完全にデジタル化かつクラウド化することで、規制順守を自動化する計画だ。

 IBMのクラウド・システムは、銀行業界規制当局によって銀行向けに提供する認可を受けている。

https://www.reuters.com/article/us-adobe-ibm/adobe-ibm-team-up-on-marketing-software-for-banking-industry-idUSKCN24M1LW