Friday, July 24, 2020 10:02 AM

ジャガー、燃料電池パワートレイン開発へ

 英高級車ジャガー・ランドローバーは、「インジニウム(Ingenium)」シリーズのエンジン開発を続ける一方、水素燃料電池の開発にも着手すると発表した。

 開発は、英ウルバーハンプトンの同社エンジン製造センターで行われる。ジャガーはすでにマイルドハイブリッド技術を使用した「インジニウム」直列ディーゼルエンジンを導入し、SUV「レンジローバー」最新モデルに搭載された。

 英国政府が国内の自動車業界に環境に優しい技術の開発費用として9230万ドルを割り当てたことも分かった。2050年までにすべての車をゼロ排ガス車にするという同国の目標にジャガーが対応した。

 ジャガーはまた、英新興メーカーのデルタ・モータースポーツやサプライヤーのマレリ・オートモーティブ・システムズ、英国電池産業化センター(UKBIC)と進める共同プロジェクト「Zeus」の一環として、水素燃料電池によるSUVのコンセプト車を開発している。