Monday, August 24, 2020 9:53 AM
ハイパースペクトル画像技術を精密農業に活用
ハイパースペクトル・イメージング・システムを開発するヘッドウォール・フォトニクス(Headwall Photonics)は、パーデュー大学と協力して、モノのインターネット(Internet of Things=IoT)技術を活用した農業の研究を開始する。
グローブ・ニューズワイヤーによると、同研究は、国立科学財団(National Science Foundation)のエンジニアリング・リサーチ・センター(ERC)が2600万ドルを拠出する研究事業「精密農業のためのIoT(Internet of Things for Precision Agriculture=IoT4Ag)」の一環と位置づけられている。
IoT4Agには、ペンシルベニア大学やパーデュー大学、カリフォルニア大学、フロリダ大学が参加している。研究班は、ヘッドウォールが提供するハイパースペクトル検知器といった技術を使い、土壌の性質や環境に関するデータを収集および分析することを目指す。
「パーデュー大学は、植物科学とデジタル農業を重視している。業界の協力社たちと協力して、高度の環境検知器やロボット、データ科学といった先進技術を活用し、今後数十年にわたる食糧生産の需要を満たすために役立てていく」と、パーデュー大学で土木工学を教えるメルバ・クロフォード教授は話した。
ハイパースペクトル・イメージングとは、光を波長ごとに分光して画像化する技術で、農業分野への応用が期待されている。ヘッドウォールは、ドローンにハイパースペクトル検知器を搭載して、上空から畑の状況を観測できるようにしている。
https://www.globenewswire.com/news-release/2020/08/19/2080389/0/en/Headwall-Partner-Purdue-Univ-to-Help-Develop-Internet-of-Things-for-Precision-Agriculture.html