Tuesday, September 15, 2020 10:09 AM

マイクロソフト、人工衛星とクラウドを直結

 マイクロソフト(Microsoft)は、人工衛星を自社のクラウド電算接続網に直接つなげるとことで新たなクラウド・サービスを提供し、それによって、クラウド・サービス最大手のアマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services=AWS)への対抗力をさらに強化する計画だ。

 同計画は、マイクロソフトが連邦通信委員会(Federal Communications Commission=FCC)に8月に提出した申請書類によって9月11日に明らかになった。

 CNBCによると、マイクロソフトは、スペインの画像用人工衛星「デイモス2(Deimos-2)」1基を二つの地上局(ワシントン州)に直結させ、同人工衛星からの画像データをマイクロソフト・アジュール・クラウド(Azure Cloud)に即時ダウンロードして解析できるようにする、とFCCへの書類で説明されている。

 FCCは、その概念実証のための試験実施を2日に許可した。FCCはまた、人工衛星と地上局の直結による画像データ転送を認める半年間の免許もマイクロソフトに発行した。

 同社は、試験に成功すれば、さらなる許可をFCCに申請し、世界中で複数の人工衛星とアジュールを直結させ、人工衛星からの画像データをほぼリアルタイムで地球に転送して即時解析結果を提供できるようにするサービスを展開する計画だ。

https://www.cnbc.com/2020/09/11/microsoft-azure-versus-amazon-aws-in-connecting-satellites-to-cloud.html