Friday, October 30, 2020 8:29 AM
ハネウェル、10量子ビットの量子コンピュータを発表
ハネウェル(Honeywell)は、世界最速の量子コンピュータを開発する計画を2020年初めに発表し、産業界を驚かせた。そのハネウェルは10月29日、独自開発の最新システム「モデルH1」を発表した。
テッククランチ誌によると、モデルH1は、トラップド・イオン(trapped-ion、イオン・トラップ型量子電算)技術を使い、128QV(quantum volume)に到達する10の量子ビット(qubits)を特徴とする。その性能は、IBMの量子コンピュータよりすぐれるが、32量子ビットでQV400万のイオンQの機種には届かない。
H1は、アジュール・クアンタム・プラットフォームを介して法人向けに提供される。その時期は明らかにされていない。同社はH1の流通に際し、ザパータ・コンピューティング(Zapata Computing)およびケンブリッジ・クアンタム・コンピューティング(Cambridge Quantum Computing)と協業する。
ハネウェルはまた、量子電算技術開発に関する今後10年間の計画について、10量子ビットから40量子ビットの完全接続型に進化させると話した。
https://techcrunch.com/2020/10/29/honeywell-announces-its-h1-quantum-computer-with-10-qubits/