Friday, November 20, 2020 11:55 AM

ベライゾン、法人市場での5Gアイフォーン普及促進策に着手

 アップル(Apple)とベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)は11月19日、ベライゾンが顧客会社の業務用スマートフォンすべてをアイフォーン12に包括的に買い換える費用を補助する法人向け5G無線通信サービス推進策を発表した。

 ロイター通信によると、ベライゾンの法人向け無線通信サービス事業部門ベライゾン・ビジネスが同事業の実行部隊で、両社は、アップルが最近発表した初の5G対応アイフォーン機種をベライゾンの法人顧客に一気に普及させたい考えだ。

 同事業の金銭的合意内容は明らかにされていない。

 「フリート・スワップ(Fleet Swap、集団交換)」と呼ばれる同推進策は、「ベライゾンの顧客会社らが所有するすべてのスマートフォン(ブランドや機種、キャリヤーを問わない)を、初期費用ゼロかつ月間返済額ゼロまたは低コストでアイフォーン12に切り換える」ことをベライゾンの補助金によって支援するもの。

 ベライゾンはそれによって、顧客会社らの業務用スマートフォンを一気に5G化して、法人向け5Gサービスの販促機会の基盤を一気に大きくできる、と期待する。かたやアップルはそれによって、発表したばかりのアイフォーン12の売れ行きにはずみをつけられるほか、法人市場の開拓を劇的に加速させることができる。

https://www.reuters.com/article/us-apple-verizon/verizon-apple-partner-to-swap-out-corporate-owned-phones-for-5g-iphones-idUSKBN27Z2Y2