Wednesday, November 25, 2020 10:00 AM
建物の来訪者管理システムを従業員向けに応用
建物に出入りする訪問者たちを管理するためのシステムを提供するベルギー拠点の新興企業プロキシークリック(Proxyclick)は11月24日、従業員の出入りを管理するための新しいシステムを投入したことを明らかにした。
テッククランチ誌によると、プロキシークリック・フロー(Proxyclick Flow)と呼ばれる同システムは、新型コロナウイルス・パンデミックを受けて利用者らのニーズが変化したことに対応し、従来の来訪者管理システムを従業員向けに応用して構築されたもの。
「新型コロナウイルス感染症が発生したことで、これからは従業員が建物の訪問者になるという見方が顧客から寄せられるようになった」とプロキシークリックの共同設立者兼CEOのグレゴリー・ブロンドー氏は話す。「これまでは来訪者に尋ねていたことを、今後は従業員に聞かなければならない」。
同システムは、オフィス業務を再開したい企業を標的市場に想定している。プロキシークリックはスマートフォン用アプリケーション「プルーヴァー(Proovr)」を開発し、従業員がそれを使って出社前に質問に答え、ほかに誰が出社する予定なのかや、出社見込み人数が人数制限に達していないかを確認できるようにした。
オフィスに到着した従業員は、体温検査を受けたあと、プルーヴァーに表示されるQRコードを使って建物に入る。
プロキシークリックでは、既存の建物管理システムや防犯システムとも連動させられるように同システムを設計した。導入側はまた、建物出入口の個別の状況に応じて手順を変更することもできる。
https://techcrunch.com/2020/11/24/proxyclick-visitor-management-system-adapts-to-covid-as-employee-check-in-platform/