Tuesday, February 09, 2021 9:08 AM
車内LEDが搭乗者と交信〜VW、ID.4に先進照明搭載
フォルクスワーゲン(VW)の新型電気自動車(EV)「ID.4」は、車と乗っている人が対話できる高度な照明「IDライト(ID. Light)」を標準搭載している。
VWのプレスリリースによると、「IDライト」はフロントガラスの底辺部分に並べられた54本の細いマルチカラーLEDで、ドライバーの視野の端に入るほか、特定の角度では車外からも見え、光の色とパターンを通していくつかのタイプのメッセージを伝えられる。
ドライバーが運転に集中しながら重要なフィードバックを得られるように設計された照明で、ユーザーインターフェイス(UI)デザイン責任者のマティアス・クーン氏は「車と人との新しい種類のコミュニケーションを探していた。分かりやすくて、感情を表現できる最小限でありながら革新的なインタラクションを作りたかった」と話している。
「IDライト」は音声コマンドに応答でき、例えば乗員が語りかけている間は白い光で反応する。電話の着信があると中央に緑色の光が点滅し、緊急ブレーキを使った場合は鮮やかな赤い光が点滅してドライバーの注意を促す。
また、ドライバーが車に乗り込むと白と青の光で「ウェルカム」アニメーションを表示し、車の発進準備が整っていることを知らせる。
さらに、カーナビ使用時には、アニメーション化された青い線で次の方向を示し、左折すべき時には青い光が左方向に流れる。
「IDライト」を標準搭載する最初のEVモデルは、小型SUVタイプの「ID.4」と小型車「ID.3」(欧州で販売)で、ソフトウェアのアップデートによって新機能を追加できる。
https://newsroom.vw.com/vehicles/how-the-volkswagen-id-4-communicates-with-light/