Friday, February 26, 2021 9:17 AM
シンビオ、次段階のロボット制御ソフトウェアを開発
産業ロボット技術を開発する新興企業シンビオ・ロボティクス(Symbio Robotics)は、組み立て工場のロボット自身が「何を達成すべきか」を学習するソフトウェアを開発した。
ベンチャービート誌によると、カリフォルニア州エメリーヴィルで2014年に設立された同社はまた、同ソフトウェアの開発者向けミドルウェアが、ジャヴァ(Java)やルビー(Ruby)、パイソン(Python)といったプログラミング言語に対応し、個別のロボットだけでなく、ロボット群に対する指示を作成できる、と説明した。
同社のソフトウェアは、自動化をサポートし、作業工程のばらつきにも順応する。人工知能を活用することで、自動化検知器からのフィードバックも活用することで、無作為に配達された部品の箱のなかから正しい部品を認識してつかむことができる。さらに、精密作業中の部品の動きを機械視認カメラによって追跡する。
同ソフトウェアは、末端電算の基幹設備上で動作し、工場の生産および自動化システムと通信して、組み立て作業の指示を出せるようにする。製造ラインを完全に自動化するのではなく、「人と機械の最善の協業」をサポートすることを目指している、とシンビオは説明している。
同社はすでに、日産自動車やトヨタ自動車をはじめとする自動車メーカー大手らと協力関係にある。
シンビオのソフトウェアは、ベンチャー・キャピタル(VC)業界の一部で高評価を受けている。同社は2月24日には、総額3000万ドルを資金調達したことを明らかにした。今回の資金調達では、ACMEキャピタル(ACME Capital)が主導し、同社にすでに投資しているVC大手アンドリーセン・ホロヴィッツ(Andreessen Horowitz)やエクリプス・ベンチャーズ(Eclipse Ventures)、ハウス・ファンド(The House Fund)が参加した。
https://venturebeat.com/2021/02/24/symbio-emerges-from-stealth-with-30-million-to-automate-industrial-assembly/