Wednesday, March 10, 2021 7:19 AM

ジャガー、軽量複合材でEV軽量化目指す

 英ジャガー・ランドローバー(JLR)は、EVの航続距離と性能を向上させる軽量複合材の研究開発を進めている。

 アセンブリー・マガジンによると、取り組みは「トゥカーナ(Tucana)プロジェクト」と呼ばれ、4年間でEV販売の加速化を目指す。軽量部品を増やして電動パワートレインのエネルギー消費量を抑えることを主眼とする。

 JLRの技術陣は、高性能バッテリーが作り出す電動モータの強力なトルクを受け止められる複合材を開発し、現行のアルミおよびスチール部品と交換する。車の強度を30%向上し、重量は35キロ減らし、衝突時の安全性を改善させる。

 JLRのR&D責任者マーカス・ヘンリー氏は「先進複合材は車重を大幅に軽減する。ゼロ排ガスの最新のパワートレインを補完する軽量ボディー構造の開発は、当社の車両電化のカギになる」と話している。