Friday, May 28, 2021 11:14 AM
グーグル、金融業界向け新サービスのデータシェアを披露
グーグルは、5月27日に開催したグーグル・ファイナンシャル・サービシズ・サミットにおいて、金融サービス向けの新たなデータ・サービス「データシェア(Datashare)」を披露した。
ベンチャービート誌によると、グーグル・クラウドのプラットフォームで運用されるデータシェアは、市場関連データ提供会社らからの第三者データを利用会社らが集めて整理することを、より安全化しながら効率化かつ簡便化するよう設計されている。
金融サービス業界におけるデータの拡散は、情報共有の選択肢を合理化する必要性を強めた。さまざまの意思決定をくだす側にとってデータは重要な材料と根拠となる。そのため、データの収集と管理、そして活用に必要な基幹設備に大きな費用をかけることなくそれらを実行可能にするデジタル・ツール群の需要が商機を生んでいる。データシェアはその商機の拡大と開拓をねらったものだ。
IBMの最近の調査によると、銀行と金融サービス会社の幹部らの71%は、ビッグ・データやデータ分析を含む情報活用が競争力の維持や強化につながっている、と回答した。
ニュークリアス・リサーチ(Nucleus Research)では、データ分析への投資は現在、1ドルの支出に対して平均13.01ドルの投資利得率(return on investment=ROI)がある、と見積もっている。
https://venturebeat.com/2021/05/27/google-launches-datashare-to-help-manage-financial-services-data/