Wednesday, July 14, 2021 9:43 AM

EU、35年にガソリン車販売禁止

 EU欧州委員会は14日、内燃機関車の新車販売について2035年に禁止する方針を打ち出した。温暖化ガスの大幅削減案で、示した。

 具体的には、欧州委はガソリン車などの内燃機関車のCO2排出を35年までに100%減らすことを求める。

 また、ハイブリッド車を含むガソリン車などの輸入に対し、事実上の関税となる国境炭素調整措置(CBAM)も近年中に導入する。

 欧州委は、30年までに域内の温暖化ガスの排出量を1990年比55%減らし、50年にゼロにすることを目標に定めた。中心となるのが自動車などの運輸部門の削減となっている。

 ガソリン車の事実上の禁止案に対しては、欧州内外の自動車業界から大きな反発を招くのは必至だ。