Wednesday, August 25, 2021 10:59 AM
エヌビディア、AIエンタープライズの一般提供を開始
エヌビディア(Nvidia)は8月24日、同社の認定サーバー上で走る人工知能ワークロードを仮想化するためのVMウェア・ヴィスフィア(VMware vSphere)を使えるようにする各種のツール群および枠組みの集合体であるAIエンタープライズ(AI Enterprise)の一般提供を開始したことを明らかにした。
エヌビディアの認定サーバー・システム群には、アテア(Atea)やキャラソフト(Carahsoft)、コンピュータセンター、インサイト・エンタープライジズ(Insight Enterprises)、ソフトサーブ(SoftServe)、デル(Dell Technologies)、SVAシステムが含まれる。
ベンチャービート誌によると、多くの会社は、新型コロナウイルス・パンデミック中に自動化やビッグ・データ分析の利点を発見し、人工知能の活用を一気に積極化させた。調査会社451リサーチの調べでは、調査対象会社らの95%が「自分の会社のデジタル変革にとって人工知能がきわめて重要」と回答した。また、マッキンゼーの調査では、調査対象の会社らの30%が人工知能技術の試験運用に取り組んでおり、半数近くが少なくとも一つの人工知能機能を標準的業務過程にすでに組み込んだ、という結果が出ている。
エヌビディアのAIエンタープライズは、ヴィスフィアを使って従来型業務用アプリケーション群を走らせる会社らが、同じツール群をそのまま使うことで大規模データ・センター群やハイブリッド・クラウド群を運用できるようにする。エヌビディア傘下のVMウェアが開発したヴィスフィアは、クラウド電算仮想化プラットフォーム。
AIエンタープライズのサブスクリプション・ライセンス料金はCPU(central processing unit)1個あたり年間2000ドルから。そのなかには、「標準的な」技術支援サービスが含まれる。永久ライセンスは3595ドルで、技術支援を別途買う必要がある。
https://venturebeat.com/2021/08/24/nvidia-launches-ai-enterprise-in-general-availability/