Monday, August 30, 2021 9:23 AM
ユーチューブの動画現金化制度による動画創造者数が200万人を突破
ユーチューブ・パートナー・プログラム(YouTube Partner Program=YPP)は、動画の現金化を14年前に開始し、それによって誕生した動画創造者らが200万人に達した、とグーグル(Google)は8月23日に発表した。俗に言われる「創造者経済(creator economy)」を象徴する数値の一つといえる。
9トゥ5グーグル誌によると、それら200万人以上の動画創造者たちは世界中に散らばっており、「創造者経済の世界最大級の原動力の一つ」とグーグルはYPPについて説明した。
ユーチューブは、もともとグーグルに買収されたが、のちにグーグルの組織再編によって誕生した持ち株親会社アルファベットの子会社となり、現在ではグーグルの姉妹会社という位置づけになった。ユーチューブは、グーグルの子会社だった2007年5月にYPPを立ち上げた。
ユーチューブはその間、YPPを拡充し、動画創造者たちが動画投稿によって収入を得られるようにするサービスやプラットフォームを提供してきた。もっとも知られる現金化の方法は、ユーチューブ動画に広告を挿入することで発生する広告収入だが、そのほかにスーパー・チャットやスーパー・スティッカーズ、チケッティングといった計10種類の現金化方法がある。
ユーチューブによると、YPPによって誕生した動画創造者のうち、各種の動画現金化によって6桁(10万ドル)以上の売り上げを記録する俗に言われるユーチューバーの数は過去1年間で35%増えた。
ユーチューブは、過去3年間だけで計300億ドルという巨額を動画創造者や芸術家、メディア会社らに払ってきた。2021年第2四半期における同社の広告売り上げは70億ドルだった。
同社によると、動画創造者らの一部は、雇用機会を生むまで成長し、地域経済や世界経済に寄与している。ユーチューブの動画創造生態系は2019年の1年間だけでも米国内で34万5000件の常勤雇用機会に匹敵する富を生み出した。
https://9to5google.com/2021/08/23/youtube-monetization-program/