Monday, September 20, 2021 11:23 AM
アップル、全従業員にワクチン接種を義務づける新方針
アップル(Apple)は9月17日、職場に出る必要がある従業員らを対象に実施する「頻繁な検査」の手間を省くために、新型コロナウイルス・ワクチン接種を義務づける方針を決めた。
ヴァージ誌によると、同社のティム・クックCEOと小売および従業員担当副社長ディアドゥリ・オブライエン氏は、全員参加のオンライン会議の席上、同計画を10月から実行することを明示した。
連邦政府機関の労働安全&衛生局(Occupational Safety and Health Administration=OSHA)は、国民のワクチン接種促進に注力するバイデン政権の方針を受けて、新型コロナウイルスおよびワクチン接種に関する新たなオーシャ(OSHA)基準を正式に規定する計画だ。オーシャ基準には、従業員数100人以上の会社に対し、従業員のワクチン接種完了または週に1度の検査を義務づける内容が盛り込まれている。
アップルは先日、変異種のデルタ株の陽性者が急増していることを受けて事務所群の再開を再延期し、早くとも2022年1月までは事務所群の完全閉鎖を続け、出社を再開する1ヵ月前に全従業員に通知するという決定をくだした。新たなオーシャ基準によって、それ以前に出社する必要がある従業員らは毎週1回の検査を受ける必要があるが、同社はその面倒を省くためにワクチン接種完了を義務づける。
クック氏は、過去1年半にわたって事務所群を完全閉鎖して遠隔労働を続け、それほど遠くない将来には出社が再開されると予想されるいま、ハイブリッド勤務(事務所と事務所外で日常的に働く体制)について「学ぶ必要がある」と従業員らに話した。
https://www.theverge.com/2021/9/17/22679772/apple-vaccine-policy-covid-19-testing-unvaccinated