Thursday, September 23, 2021 10:38 AM
ペイパル、「スーパー・アップ」の第一弾を発表
「スーパー・アップ(super app)」(固有名詞ではなく、万能アプリケーションを意味する一般概念)計画をしばらく前から進めているペイパル(PayPal)は9月21日、その第一版を披露した。
スーパー・アップとは、送金や貯金、請求書の支払い、暗号通貨の取り引き、買い物、そのほかさまざまの機能を可能にする万能アプリケーションを指す。
テッククランチ誌によると、ペイパルが発表したその第一弾は、直接入金(第三者からの直接振り込み)と請求書の支払い、デジタル財布、P2P(peer-to-peer)送金、買い物、暗号通貨機能、そのほかいくつかを含む財務および金融ツール群を統合したアプリケーションだ。
同社はそれと同時に、シンクロニー銀行(Synchrony Bank)との提携によって、高金利の普通預金であるペイパル・セイヴィングス(PayPal Savings)をペイパル利用者たちに提供する計画も発表した。
ペイパルは同アプリケーションによってペイパル・アカウントとペイパル・セイヴィングス口座を直結することで、利用者らが直接預金(第三者から直接振り込まれた現金)をほかの銀行やフィンテック会社らの預金サービスより最大で二日早く受け取れるようにする。
シンクロニー銀行との協業によって提供される普通預金サービスでは0.40%の金利を提供する。現在、一般的な普通預金の金利は0.06%であるため、競合サービスより6倍以上も高い金利だ。
ペイパルは、これから複数四半期にわたって新たなスーパー・アップ商品を市場投入する計画だ。近く実現する新機能には、新興企業ロビンフッドに代表されるオンライン投資サービス会社らが提供する株式売買サービス・プラットフォームが含まれる。
さらに、ヴェンモ(Venmo)のようにQRコードで支払いを簡単に実行できるようにする機能も2021年終盤までに追加される見通しだ。
https://techcrunch.com/2021/09/21/paypal-launches-its-super-app-combining-payments-savings-bill-pay-crypto-shopping-and-more/