Monday, September 27, 2021 11:33 AM
ドローン製造会社テケイヴァー、水難救助ドローンを披露
ドローン製造会社テケイヴァー(TEKEVER)は9月22日、新たな水上救助システムをロンドンで開かれた国防&安保機器国際会議で披露した。
ディフェンス・ポスト誌によると、「ライフセイヴァー・オンボード・システム(Lifesaver onboard system)」と呼ばれる同システムは、救助隊が救助に向かうあいだに、救命具を水難者らに落下させることをおもな機能とする。
同社のリカルド・メンデスCEOとポール・ウェブCOOによると、同システムは、救助ドローンに搭載された複数のカメラで問題場所を撮影し、即応が必要な部分を人工知能アルゴリズムによって特定する。遠隔操作担当者がその部分を拡大して要救助者の有無を判断する。
ドローンに搭載された人工知能は、救命具を落とす地点を機械視認技術によって正確に算出する。同アルゴリズムはまた、気象状況や潜在的障害も計算して、緊急救命措置に必要な器具類を短時間で落下させるのに役立つ。
同社は、同システムをポルトガル沿岸で試験運用してきた。同社は、欧州連合の海上安全サービス(Maritime Safety Service)による試験向けに同システムを提供する計画だ。
https://www.thedefensepost.com/2021/09/22/tekever-lifesaver-rescue-drone/