Thursday, September 30, 2021 10:59 AM
ザイター、4社と提携し人工知能とIoTで建設現場を安全化
デジタル健康管理およびモノのインターネット(Internet of Things=IoT)サービス・プラットフォーム大手のザイター(Zyter、メリーランド州ロックヴィル拠点)は9月28日、北米チューリッヒ(Zurich North America)とクアルコム(Qualcomm)、エヴァーガード・ドット・エイアイ(Everguard.ai)、そしてルドルフ・リビー・グループ(Rudolph Libbe Group)との提携を発表し、人工知能基盤のIoT技術を進化させることで建設現場の安全性を向上する事業計画を明らかにした。
グローブ・ニューズワイヤーによると、それら5社は、建設現場の事故を防ぐことで作業員の深刻なケガや物件の被害を回避する技術ソリューション群を共同開発する。
ザイターは、自社の分析および現場用ダッシュボード・プラットフォーム「スマートスペイシズ(SmartSpaces)」とエヴァーガードの産業向け安全化人工知能プラットフォーム「セントリー360(Sentri360)」をクアルコムのスマート・シティーズ・アクセレレーター・プログラム(Smart Cities Accelerator Program)およびIoTサービシズ・スイート(IoT Services Suite)経由で活用できるよう統合する。建設業界および産業施設サービス大手のルドルフ・リビーは、それらのソリューションとプラットフォームの試験版を検証し、北米チューリッヒは、ほかの建設業界顧客らとともにソリューション群の効果を評価する。
5社の協業は9月中に始動する見通しだ。
開発されるおもなソリューションは、現場や建設資材、作業員らに取り付けられるIoT端末群から逐次転送されるリアルタイム・データを活用することで、現場でなにか起きているかを何秒か前まで正確にとらえた実情を継ぎ目なしでザイターのダッシュボードに供給する。セントリー360は、視界360度を高精度で追跡し、そのデータを生成する。
また、5社は、最先端のデータ視覚化によって現場全体を可視化し、データ分析とインテリジェント洞察をもたらすことで、建設会社らが現場のくわしい様子を常時追跡して課題や因果関係を特定できるようにする。その結果、作業員と資材、物件に被害がおよばないよう建設会社や現場責任者らが効果的対策を合理的に決定できるようにする。
https://www.globenewswire.com/news-release/2021/09/28/2304782/0/en/Zyter-Collaborates-with-Zurich-North-America-Qualcomm-and-Everguard-to-Enhance-Construction-Safety.html