Friday, October 08, 2021 9:40 AM
ピンタレスト、ブランド会社向けの新たな広告機能を導入
商品画像共有サイト大手ピンタレスト(Pinterest)は、広告主やブランド会社らが自社製品をピンタレスト利用者らに売り込みやすくするための新たな機能を導入する。
テッククランチ誌によると、「コレクション向けのスライドショー(slideshow for collections)」と呼ばれる新機能は、ブランド会社のカタログから当該商品を引っ張ってきて、それらを「コレクション広告(collections ad)」に自動的に変換する。
同機能は、ピンタレストのプラットフォーム上に出稿する広告主やブランド会社らが動画コンテントのような広告を個々の利用者向けに個人化することを簡便化する。そのねらいは、ピンタレストの利用者らが1回の買い物でより多く買うよう刺激することだ。
同社によると、ピンタレストの利用者らは、ほかのオンライン・プラットフォームの利用者らが買い物かご(興味のある商品を入れておくカート)に入れる商品の量よりより85%も多く、実際の月間消費額(支出額、買い物額)は2倍に達する。
利用者らは、スライドショー機能を通して一つ以上の商品を閲覧することが確実視されることから、買い物の量が増えると期待され、広告主やブランド会社にとっては効果的販促機会になると予想される。
同社はまた、「商業者詳細(merchant details)」という別の新機能も発表した。同機能は、ブランド会社らが自社の価値観をプロファイルで紹介できるようにする。たとえば、「倫理的に調達された原材料」や「倫理的に生産された」ことの紹介や、「少数派人種や黒人、女性が所有および運営する事業」といったくわしい紹介を利用者らに訴求しやすくする。
昨今、ソーシャル・メディア・プラットフォーム会社らは、自社プラットフォームをオンラインいちばとして販路化する動きを強めている。それと同時に、動画コンテントを販促道具として活用する機能も強化している。フェイスブックやインスタグラム、ユーチューブ、ティックトックはそういった電子商取引機能をすでに本格化させている。
さらに、ソーシャル・メディアは近年、社会責任を追求されるようになった。大企業やブランド会社らも社会責任を問われる動きが数年前から加速している。ピンタレストのスライドショー機能と商業者詳細詳細はそれらの動向を象徴的に反映したものだ。
https://techcrunch.com/2021/10/06/pinterest-rolls-out-new-shopping-features-for-advertisers/