Wednesday, July 20, 2022 12:37 PM
コマースIQ、横断的データ分析機能を小売業者らに提供
小売業向けイーコマース管理プラットフォームを提供するシリコン・バレー新興企業コマースIQ(CommerceIQ)は7月19日、先進的なデータ分析機能を中小小売業者らにもたらす新機能を発表するとともに、英国拠点のイー・ドット・ファンダメンタルズ(e.fundamentals)を買収したことを明らかにした。
イー・ドット・ファンダメンタルズは、小売業経営支援のためのデジタル棚卸し分析(digital shelf analytics=DSA)ソリューションで知られる。
ベンチャービート誌によると、コマースIQの創設者グールー・ハリハランCEOは、世界の小売業者らにとって重要なデータ分析への対応の加速を顧客会社たちから求められており、それに応えるために、世界水準のデジタル棚卸し分析と世界40ヵ国で440以上の小売業者にそれを提供するイー・ドット・ファンダメンタルズを買収した、と説明した。
新型コロナウイルス・パンデミックが始まって以来、多くの会社は、都市封鎖から遠隔労働、オンライン買い物需要増、チップ不足、供給網混乱、プーチン戦争(ロシアによるウクライナ侵攻)、燃料価格急騰、記録的インフレーションまで多くの問題や変化を経験させられた。
それらの課題や変化は、いわゆる「新たな通常」をもたらし、その結果、価値連鎖や物流も変革を求められ、小売業者をはじめ世界中で多くの会社がその対応に迫られている。
統計データ・サービス大手スタティスタ(Statista)によると、2021年の世界イーコマース販売高は約4兆9000億ドルを記録し、2025年には7兆4000億ドルに達すると予想される。
ハリハラン氏は、継続的大幅成長が見込まれるオンライン小売業界において、在庫管理や販売、供給網、広告を横断的に融合させ、それらを賢く自動化する最初の本格的プラットフォームをコマースIQが構築した、と話した。
そこに、イー・ドット・ファンダメンタルズ買収によって棚卸しデータ分析機能を統合することで、顧客らの現場の仕事の流れと詳細のデータ分析を組み合わせ、品揃えや仕入れの最適化、デジタル標的広告、デジタル販促、商機特定といった解決策を提示する方針だ。
https://venturebeat.com/2022/07/19/commerceiq-brings-analytical-advantage-to-retail-with-acquisition-of-e-fundamentals/