Wednesday, November 09, 2022 11:51 AM

VMウェアとエクイニクス、データを末端で活用可能に

 VMウェア(VMware)とエクイニクス(Equinix)は11月8日、従来のアプリケーション運用および管理や新たなアプリケーション群の構築を簡便化するために、新たな分散型クラウド・サービス「VMウェア・クラウド・オン・エクイニクス・メタル(VMware Cloud on Equinix Metal)」を発表した。

 ベンチャービート誌によると、同サービスは、VMウェアが管理および支援するクラウド・インフラストラクチャー・アズ・ア・サービスと、エクイニクスの相互接続されたベア・メタル・アズ・ア・サービス(Bare Metal as a Service))を組み合わせて提供される。

 「ハイブリッド・マルチ・クラウド・アーキテクチャーの採用によってデジタル変革を加速させる会社らは、プライベート・クラウドとパブリック・クラウドにまたがって、電算システム接続網の中核から末端まで到達する一貫したアプリケーション稼働体験を求めている」とエクイニクスの末端インフラストラクチャー・サービシズ責任者ザッカリー・スミス氏は指摘する。

 昨今、多くの会社のワークロードには、データ転送の低遅延性やデータ管理主導権の維持、現地化、セキュリティー、アプリケーション群の稼働最適化といったさまざまの要件が付随する。

 ヴァーターナ・リサーチ(Virtana Research)の調査報告によると、82%の企業がマルチ・クラウド戦略を進め、78%の企業が三つ以上のパブリック・クラウドにワークロードを転送している。そのため、国内外で複数の事業所や施設を展開する会社らは、ハイブリッド・クラウド環境とマルチ・クラウド環境を活用する必要がある。それにともなって、現場(末端)におけるデータの収集や整理、分析、転送、管理の重要性が非常に高まっている。

 スミス氏によると、しばらく前なら二つの異なる地域での運用が標準的だったが、現在、多くの会社が世界の10ヵ所以上の拠点でさまざまのクラウド電算プラットフォームを活用している。

 VMウェア・クラウド・オン・エクイニクス・メタルは、そいった会社らのデータとアプリケーション群の運用や管理、構築、制御、簡便性を中央から末端に移行し、各現場での運用効率化の推進を支援する。

https://venturebeat.com/data-infrastructure/vmware-and-equinix-partner-to-bring-data-to-the-edge-for-metro-or-branch-processing/