Monday, November 28, 2022 11:57 AM
ウォルマート、ブラック・フライデイでの検索でアマゾンを抜く
デジタル広告技術会社キャプティファイ(Captify)の調査によると、2022年のブラック・フライデイ(感謝祭翌日)では、米消費者のあいだでウォルマート(Walmart)がもっとも注目された。
キャプティファイは、世界中のウェブサイトにおいて1日あたり10億回以上の検索を追跡している。
年末商戦期(ブラック・フライデイからクリスマスまでの約4週間)における小売店チェーン世界最大手ウォルマートとオンライン小売プラットフォーム世界最大手アマゾン(Amazon)の戦いはオンライン小売業界にとって最大関心事の一つだ。特に、ブラック・フライデイとサイバー・マンデイ(感謝祭連休明けの月曜)での勝負の行方は注目される。
CNBCによると、11月25日午前中の時点でのブラック・フライデイ特売に関するオンライン検索ではウォルマートがアマゾンを圧倒した、とキャプティファイは報告した。
それによると、ウォルマートでの検索数は前年比386%増で、昨年の同じ調査で首位だったアマゾンを抜いた。アマゾンは今回、ターゲットとコールズに次ぐ4位に低迷した。
小売業界では、記録的高インフレーションのために消費者らが年末商戦期に支出を抑えると予想されることから、消費者たちの関心と財布を奪い合う競争が激化するとみられる。
全米小売業協会によると、11月と12月の年末商戦期の売上高は前年同期比6~8%増と見込まれるものの、物価上昇を考慮すると実質的に減少する可能性がある。アドビ・アナリティクスでは、2023年の年末商戦期オンライン売上高が前年の8.6%増に対し、2.5%増の2097億ドルにとどまると予想する。
しかし、ことしの年末商戦すべり出しの段階では、それらの予想ほど悲観的ではない。アドビ・アナリティクスによると、感謝祭当日のオンライン売上高は前年比2.9%増の52億9000万ドルに達した。これは、年末商戦期全体の成長率予想をわずかに上回る数字だ。
また、オンライン販促機能提供大手ショッピファイ(Shopify)を利用する小売業者らも堅調なスタートをきったとみられる。ショッピファイのソリューションやサービスを使ってオンライン店を運営する小売業者らは、感謝祭当日に1分あたり152万ドルを売り上げた。
https://www.cnbc.com/2022/11/25/walmart-overtakes-amazon-in-shoppers-search-for-black-friday-bargains.html