Tuesday, March 14, 2023 6:49 AM
GM、チャットGPTの車両導入を検討
ゼネラル・モーターズ(GM)は、マイクロソフト(MS)との幅広い提携の一つとして、人間のような会話文を生成できる対話型人工知能(AI)「チャットGPT」活用を模索している。
ロイター通信によると、GMのスコット・ミラー副社長は最近のインタビューで「チャットGPTはいろんなものに使われることになる」と語った。例えば、通常オーナーズマニュアル(車の取扱説明書)に記載されている車載機能の使い方に関する情報の取得、ガレージドアの暗証番号といった機能のプログラム、カレンダーのスケジュール統合などに使えるという。
GMの広報担当者は「この変化は音声コマンドの進化といった単一の能力に関するものではなく、将来の車には新しい技術に関して全体的にはるかに多くの能力と新鮮さを期待できることを意味する 」と述べた。
最初に報じた情報ウェブサイトのセマフォー(Semafor)は、GMがチャットGPTのベースとなっているAIモデルを使った仮想パーソナルアシスタント開発に取り組んでいると伝えた。
マイクロソフトは2023年初め、チャットGPTを所有するオープンAIに数十億ドルを投資すると発表し、自社の全製品にこの技術を加えたい意向を明らかにした。MSは他のテクノロジー大手と同様、車の情報娯楽や自動運転、さらに電池性能など複数の機能を制御するオペレーティング・システム(OS)まで、より多くの先進技術を車に搭載する取り組みを強化している。
GMは21年、完全自動運転車(AV)の商用化加速を目指してMSと提携した。