Tuesday, March 14, 2023 11:13 AM
ヘイロー、業界初の人工知能本位型視覚プロセッサーを発表
末端人工知能(edge artificial intelligence)プロセッサーの先駆的会社ヘイロー(Hailo)は3月13日、高性能機械視認向けの画期的な新型プロセッサー「ヘイロー15」製品群を発表した。
メトロポリタン・エアポート・ニュースによると、ヘイロー15は、交通輸送大型施設で使われる人工知能対応カメラ群に直接統合されることで、前例のない高水準での動画処理および分析機能を末端(現場)にもたらす。
たとえば、空港や道路交通ターミナル、大型駅ターミナルといった交通機関施設は、ヘイロー15を採用することで、構内の事故や事件の検出を迅速化できるほか、迷子や誤配荷物の追跡も正確かつ迅速に実行および確認できるようになる。後者の機能は特に航空会社にとって継続的問題の解消につながる。米国交通統計局のデータによると、2021年に米国だけで190万件以上の荷物誤配が報告された。
ヘイローは、ヘイロー15の発売によって、さらに向上させた機械視認と深層学習による映像処理能力を土台に、輸送業界向けの幅広い用途において前例のない高性能を提供し、これまでのスマート・カメラを再定義したい考えだ。
ヘイロー15のVPU(vision processing unit)製品群には、ヘイロー15Hとヘイロー15M、そしてヘイロー15Lの3種類がある。それらは、スマート・カメラ・メーカーや人工知能アプリケーション開発会社を含め、さまざまの機能や製品を提供する映像処理需要に応じた価格帯にまたがる。
ヘイロー15は、基本的には4K解像度での複数のデータ逐次転送を同時に処理できる。ヘイロー15搭載カメラは、高解像度での高速検出を含む複数の人工知能処理を並行して実行し、より小さく遠くの物体を高い精度と少ない誤通知で識別できるようにする。
また、ヘイロー15搭載カメラは、クラウド分析をオフロードして逐次転送帯域幅と処理時間を節約しながら、末端(接続網の末端)でのデータ匿名化によってプライバシー保護を強化すると同時に、大規模での交通カメラ配備の総所有コストを抑える。
https://metroairportnews.com/hailo-introduces-the-first-ai-centric-vision-processors-for-next-gen-cameras-for-transportation-centers/