Tuesday, March 28, 2023 11:53 AM
マイクロソフト、チームスの最新版を発表
マイクロソフト(Microsoft)は3月27日、ウィンドウズ(Windows)用動画会議アプリケーション「チームス(Teams)」の最新版を披露し、その試験利用制度に登録した会社らを対象に提供する計画を明らかにした。同ソフトウェアは、2023年後半にはすべての利用会社に提供され、マック版とウェブ版もあわせて提供される。
CNBCによると、2017年から提供されているチームスは、2020年春に始まった新型コロナウイルス・パンデミックによって世界中で定着した遠隔労働を受けて、動画会議やオンライン協業の手段として広まった。同社のサティア・ナデラCEOは、多くの労働者が出社を再開させているにもかかわらず、チームスの利用者数が毎月2億8000万人以上に上る、と2023年1月のインタビューで話した。
チームスの最新版は、ズームやシスコ、グーグル、セールスフォース傘下のスラックに対抗するために、処理速度を2倍に高速化するほか、いくつかの点が改良される。
たとえば、動画会議中のチャット機能をリボンのように表示する代わりに、プラス記号の背後に複数のオプションを隠し、人々がそれをクリックして選べるようにする。同機能は、利用者らがほかのメッセージング・アプリケーションで慣れ親しんできたものだ。プラス記号をクリックすると、資料のアップロードやリマインダーの設定を簡単に実行できる。
最新版はそのほか、すべての会議参加者を同じ大きさの箱で画面に表示する。これまでのチームス対話では、サイズや色の異なる正方形や長方形で構成された表示形式だった。
チームス最新版にアクセスできる会社の従業員らは、アプリケーション・ウィンドウの上部に表示されるスイッチによって、旧版の表示を使うことも選べる。
https://www.cnbc.com/2023/03/27/microsoft-starts-public-preview-of-new-teams-for-commercial-clients.html