Tuesday, April 11, 2023 11:58 AM
FBI、公共の電子機器充電所を利用しないよう呼びかけ
連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation=FBI)は先日、公共の電子機器充電所を利用しないよう消費者に警告した。
CNBCによると、詐欺師らが公共充電器を乗っ取って、利用者らの端末をマルウェアに感染させることに成功した事例が報告されている、とFBIは発表した。マルウェアは、標的の携帯電話やタブレット、コンピューターに遠隔アクセスできるようにするソフトウェアだ。
FBIのデンバー支部は、「空港やホテル、ショッピング・センターに設置されている無料の充電設備を使わないように」「悪質なサイバー犯罪者らは公共のUSBポートを使って、マルウェアや監視ソフトウェアを利用者の端末に埋め込もうとしている」「充電器とUSBコードを自分で持ち歩き、充電設備の代わりに電源アウトレット(コンセント)を使うように」とツイートした。
そういった手口はジュース・ジャッキング(juice jacking)と呼ばれる。連邦通信委員会(Federal Communications Commission=FTC)も、マルウェアの埋め込み手法としてジュース・ジャッキングについて2021年から警告を発している。
公共の充電所およびUSBケーブルを介してマルウェアを埋め込まれ、ハッカーらに遠隔から端末に侵入されると、さまざまのオンライン・サービスやアカウントの利用者名や認証語を盗み出され、それらを悪用されて経済被害に遭うおそれがある。
https://www.cnbc.com/2023/04/10/fbi-says-you-shouldnt-use-public-phone-charging-stations.html