Friday, April 21, 2023 11:53 AM
先進的人工知能チャットボットが小売市場の商機を拡大へ
チャットボットを使っているオンライン購入者の半数以上は、会話型人工知能を使ってブランド会社たちから直接買う可能性が高いと答え、チャットGPT利用者らの67%は、自分の要望が理解されていると感じている一方で、従来型のチャットボット技術ではその割り合いが25%にとどまることが最新の調査でわかった。
リテイル・カスタマー・エクスペリエンス誌によると、キャップテラ2023リテイル・チャットボッツ(Capterra 2023 Retail Chatbots)調査では、小売サイトにおけるチャットボット機能の統合について1000人以上の米消費者を対象に意見や感想を聞いた。
それによると、こんにちのチャットボット機能に関して否定的経験を持つと答えた割り合いは半数以上に上った。そのため、小売会社らはオンライン販売にチャットGPTを統合することで、オンライン買い物体験を向上し、消費者らの信頼を勝ち取る必要がある、とキャップテラはプレス・リリースのなかで指摘した。
機械的な定形の応答しかできない従来型チャットボットは、問い合わせに対する適切な回答を出す能力に欠ける。それが原因となって消費者が別の小売サイトに流れることも多い。正確かつ人間らしい質疑応答能力を備えたチャットボットを統合し、問い合わせてきた個々の消費者のために個別化されたボット機能を提供できれば、「買い物体験過程の質を上げて購入の意思決定をあと押しでき、販売機会の増強によって利益をもたらすだろう」とキャップテラは説明した。
小売業界では、生成人工知能を基盤とするチャットGPTに注目しているが、現時点では、電子メールを使ったデジタル販促やデジタル・コンテントの作成にそれを使っており、チャットボットにはまだ統合されていない。
その背景には、間違った情報の提示や不適切な対応をする可能性というチャットGPTの危険性を排除できないことから、導入側が慎重になっているという実情がある。しかし、生成人工知能が従来型チャットボットに取って代わるのは時間の問題だ。
https://www.retailcustomerexperience.com/news/chatbot-tech-boasts-untapped-opportunity-for-retail/