Monday, May 22, 2023 11:38 AM
ピクサート、特定の興味に特化したソーシャル・メディアを開始
デジタル・クリエイション・プラットフォームのピクサート(Picsart)は5月16日、特定の話題や興味に特化した新しいアプリケーション内社交プラットフォームを開始すると発表した。
テッククランチ誌によると、スペイシズ(Spaces)と呼ばれる同プラットフォームは、利用者たちが好きなものごとを中心に社交しながら、新たなものごとを創造できる場所を提供する、と同社は説明している。同じ興味を持つ人々が集まって社交や協業できるようにするオンライン・フォーラムまたはグループ・チャット、と同社はスペイシズを位置づけている。
利用者らは同プラットフォームを使うことで、ほかの人たちの活動を閲覧したり、コンテントを投稿したりできる。
スペイシズには現在、「猫」や「生成人工知能(Generative AI)」「Kポップ・ファンズ(K-pop Fans)」「光効果の編集(Light Effect Edits)」といった名称の交流空間が設置されている。利用者らが新たな主題をピクサートに提案することもできる。同社は将来的には、利用者たちが独自の社交空間(スペイシズ)を立ち上げて管理できる機能を提供する計画だ。
情報や意見、新案の交換、共感、刺激といった社交または協業の空間として利用者たちが新たなソーシャル体験を簡単にできる場所になることが同社のねらいだ。
利用者らは、同アプリケーションの画面右上に表示される新しいスペイシズ・アイコンをクリックすることで、さまざまのコミュニティーを閲覧して交流に参加できる。そこまでは登録不要だが、投稿したい場合には、画面下の「投稿を作成」をタップして、当該スペイスに参加登録する必要がある。左側の画像ライブラリー・アイコンをクリックすると、カメラ・ロールが開き、投稿する画像を選択できる。また、ピクサートの編集機能やプロファイルから直接投稿することも可能だ。
同社によると、ピクサートの月間活発利用者数はすでに1億5000万人を超えている。その8割は35歳以下だ。Z世代が求めているマイクロ・コミュニティーを提供することが、35歳未満の割り合いが圧倒的に大きい理由だ、と同社は説明する。
Z世代は、不特定多数のソーシャル・メディアよりも、特定少数の交流プラットフォームを好む傾向があると言われる。
ピクサートは現在、米国とカナダ、英国、ニュージーランド、オーストラリアという主要英語圏で展開されている。
https://techcrunch.com/2023/05/16/picsart-interest-driven-communities-spaces-social-collaboration/