Friday, June 16, 2023 3:52 AM
テラネット、AV向け視認機能を仮想システムで試験
自動運転車(AV)技術開発のテラネット(Terranet、スウェーデン拠点)は、同社の自動運転および先進運転支援システム(ADAS)向け視認システム「ブリンクヴィジョン(BlincVision)」の開発において、研究施設での物理的実験と並行して、さまざまの交通状況下で同システムがどのように反応するかを試験するための高度の仮想環境を構築している。
同社のプレス・リリースによると、同社の仮想システムは、試験車両を路上に出す前に、仮想環境で多種多様の危険な運転状況を分析できる。
テラネットのニハット・キュチュック最高技術責任者(CTO)によると、専門的な末端間模擬化プラットフォームを使うことで、ブリンクヴィジョンの各構成品の性能を現実的条件下で検証でき、ハードウェアとソフトウェアの開発を加速できるという。
ブリンクヴィジョンは、都市の道路交通で考えられるさまざまの局面や交通状況、天候や照明条件、車種、モジュール設定を含む詳細の360度環境モデルで試験されている。その模擬化は、ユーロ新車評価プログラム(NCAP)が開発し標準化したもっとも関連性の高い安全上重要な交通状況にもとづいている。
テラネットによると、同社の模擬化環境は特にブリンクヴィジョンの応答時や低遅延、視認精度、堅牢性といった面で同社の開発成果の再現と検証に役立つという。
https://terranet.se/en/press/successful-testing-of-laser-scanner-for-adas-and-autonomous-cars/