Friday, June 23, 2023 11:57 AM
米政府、生成人工知能に関する作業部会を発足へ
米商務省は6月22日、人工知能がおよぼす影響に関して研究および調査する公式の作業部会を米政府機関が発足させ、人工知能技術の可能性をあと押ししながらリスクへの対応策を策定する計画だと発表した。商務省がその作業部会を立ち上げるかどうかについては明らかにされていない。
ロイター通信によると、商務省傘下の非規制機関である国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology=NIST)は作業部会の発足について、民間および公的部門から技術専門家らのボランティアを集めると説明した。
NISTのローリー・ロカシオ所長は、「生成人工知能の前例のないほどの進化の加速や規模拡大、潜在的な影響力、そして多くの産業や社会をより広く変革する可能性を考慮すると、作業部会をこの時期に発足させることは特に時宜を得たものだ」と述べた。
世界各国の規制当局は現在、テキストや画像を自動生成する生成人工知能の活用を管理する規則を整備するために奔走している。欧州ではその動きが特に顕著だ。
米国のジョー・バイデン大統領は先日、国家安全保障と経済に対する人工知能のリスクに対処する必要があるという考えを示し、専門家らの助言を求めると述べた。
https://www.reuters.com/technology/us-launch-working-group-generative-ai-address-its-risks-2023-06-22/