Wednesday, September 06, 2023 11:17 AM
エヌビディアとヘクサゴン、デジタル・ツイン技術で協業
産業施設のデジタル・ツインを構築するための技術を提供するヘクサゴン(Hexagon、スウェーデン拠点)は、エヌビディア(Nvidia)のメタヴァース・プラットフォーム「オムニヴァース(Omniverse)」との統合を進めている。
ロボティクス&オートメーション・ニュースによると、ヘクサゴンは、独自のデジタル・ツイン技術「HxDR」と製造業向けプラットフォーム「ネクサス(Nexus)」をエヌビディアのオムニヴァースに統合することで、顧客会社らの意思決定を支援する考えだ。
オムニヴァースは、USD(Universal Scene Description)のプラグインを介して産業用メタヴァース・アプリケーションを開発し運用するためのプラットフォームだ。
ヘクサゴンは、HxDRとネクサスをエヌビディアの人工知能技術と接続させる結果、ヘクサゴンが対象としている農業や自動運転、建物管理、都市機能、防衛、社会基盤、製造、鉱山といったさまざまの産業界での用途において、現実を忠実に反映した正確なデジタル・ツインを構築したうえで、運用状況を最適化するための洞察を提供できるようになる。
ヘクサゴンはまた、人工知能を活用したウェブ・アプリケーションをオムニヴァース上に開発しつつある。同社の顧客会社らはそれによって、デジタル・ツインと実際の物理的資産の状況をリアルタイムで比較して、意思決定を加速することができる。
両社の協力関係は、オムニヴァースの生態系にも利点をもたらす。ヘクサゴンは、地理空間情報の取り込みや検知器、ソフトウェア、自動化といったの技術分野の専門性を持つことから、エヌビディアはそれらの技術をオムニヴァースで提供できるようになる。
https://roboticsandautomationnews.com/2023/09/05/nvidia-and-hexagon-launch-new-technologies-to-accelerate-industrial-digitalization/71747/