Wednesday, October 04, 2023 11:47 AM
GXOロジスティクス、ブルー・ヨンダーと提携
世界最大の請け負い物流サービス提供会社GXOロジスティクス（GXO Logistics、コネチカット州拠点）は10月3日、供給網管理効率化ソフトウェア大手のブルー・ヨンダー（Blue Yonder、アリゾナ州拠点）と提携し、共用倉庫ソリューションのGXOダイレクトを強化する新たな末端間供給網ソフトウェア・ソリューションを米国で展開すると発表した。
GXOは、小売会社や流通会社らを中心とする顧客会社らに代わって倉庫業務を引き受けるサービスを提供している。両社はこれまでも協業関係にある。今回の提携は、従来の関係を大幅に拡大させるものだ。ブルー・ヨンダーはパナソニック傘下の会社。
グローブ・ニューズワイヤーによると、「ブルー・ヨンダーのソリューションを活用することで、オープンのWMS（warehouse management system）プラットフォーム上で顧客らがカスタマイズ機能やそのほかさまざまの機能を追加できるようになる」とGXOの米州&アジア太平洋地域担当社長エドゥアルド・ペレリッソーネ氏は話した。
同氏によると、ブルー・ヨンダーの供給網管理機能群をGXOダイレクトに組み込むことで、「顧客らは、全拠点の在庫と注文をリアルタイムで可視化でき、俊敏でコスト効率の高い受注処理（注文履行）管理ソリューションを活用できる」。さらに、「キッティング（各種のソフトウェアやツールを端末に実装する作業全般）や組み立てといった付加価値サービスを利用できるようになり、サービス提供までの時間とコストを最小化できる」。
GXOは、WMSや労務管理、注文処理管理（OMS）、ロボティクス拠点、倉庫作業管理を含むWES（warehouse execution system）、請求管理といったブルー・ヨンダーのソリューション群を導入することで、GXOダイレクトを大幅に拡充する。
GXOダイレクトは、2018年に米国で市場投入されて以来、飛躍的に成長し、多くの注文履行センターや倉庫、物流センターを増やし、顧客からの受注に対応する処理能力を大幅に拡大させている。
GXOは、付加価値の高いカスタマイズ機能についてブルー・ヨンダーとの協業を継続し、顧客のニーズによりよく応えられるようにする。
https://www.globenewswire.com/news-release/2023/10/03/2753441/0/en/GXO-Adds-Innovative-End-to-End-Supply-Chain-Software-Solutions-to-GXO-Direct-Network-in-U-S.html