Wednesday, January 31, 2024 6:25 AM

豊田合成、米国で内外装部品の生産能力を強化

 豊田合成は米子会社のTGミズーリ(TGMO)とTGケンタッキー(TGKY)の3工場の生産能力を強化すると発表した。、重点市場である北米が好調で、車用の内外装部品の販売拡大に対応する。

 新たにトヨタが生産するEVなどにフロント・リア部の各種大型塗装品などを供給できる体制を整備していく。また、工場建屋を拡張し、省エネ効果が高く、二酸化炭素の排出量を大幅に削減できる電動大型成形機や高効率な塗装設備などを導入する。製品の組付け・搬送の自動化や生産工程を一元管理するIoTシステムなどの生産技術を盛り込み、工場内の生産レイアウトを最適化し、生産性の向上を図っていく。

 豊田合成は昨年末にもメキシコのグアナフアト工場の生産能力を増強したばかり。同工場への投資額は約16億円で建屋を拡張し、生産設備などを導入した。採算性が高い車体後部の「リアスポイラー」やバンパー周辺部品などの大型塗装部品を手掛ける。建屋の延べ床面積は1.2倍となる4万8700平方メートルに拡張した。

 豊田合成は北米に8工場を持ち、今後も生産能力の強化を進めていく。