Tuesday, May 14, 2024 7:37 AM

クルーズ、自動運転試験をドライバー付きで再開

 GMの自動運転子会社クルーズが、ロボタクシー(自動運転タクシー)の商用サービス再開に向けて動き出した。

 ロイターによると、クルーズは13日、自動運転技術の公道での試験を再開したと発表した。安全確保のためのドライバー付きで、アリゾナ州フェニックスで行っている。

 クルーズの自動運転システム搭載車が公道を走行するのは、2023年10月以来となる。同月初めにクルーズのロボタクシーがサンフランシスコで歩行者を巻き込んだ事故を起こしたため、カリフォルニア州当局がドライバーなしでの走行許可を一時停止した。その後、クルーズは全米で運行を停止していた。

 クルーズの広報担当者によると、同社は4月、試験再開に向けた最初の取り組みとして、フェニックス都市圏で人が運転する車両による道路マッピング(デジタル地図生成)を開始した。今後はフェニックスの郊外にも試験範囲を少しずつ広げる予定で、同社車両の安全性が設定された基準に達するまたは上回ることがその条件になる。

 ただし、ドライバーなしの商用サービスを再開する時期については、同社は明らかにしていない。