Friday, May 17, 2024 7:16 AM
トヨタ、北米水素本部(H2HQ)を設置
北米トヨタは5月1日からロサンゼルス近郊のガーデナの研究開発拠点を改称し、北米水素本部(H2HQ)を設置した。水素関連製品・技術の研究開発、企画・販売用に再設計され、将来は、フレキシブルなマイクログリッド、持続可能な顧客教育センターなどの機能を追加する。
H2HQは小型燃料電池アプリケーション、大型燃料電池、定置用燃料電池発電、港湾車両アプリケーションなどを含む、グローバルな水素関連技術・製品の現地化をサポートする。施設はすでに、トヨタ最大のダイナモメーター(1.2MW)、定置用アプリケーションのための拡張可能なテストベンチ、小型車と大型車の両方に燃料を供給できる水素燃料ステーションなどを提供している。
トヨタは、水素燃料電池技術の研究開発を30年以上続けており、世界初の燃料電池電気自動車「MIRAI」、大型輸送、発電システムなどを生み出している。
最近では、トヨタは水素を燃料とする燃料電池技術の自動車以外の可能性を実証している。LPGAツアー開催地で、クリーンで静かな電力を提供し、従来のディーゼル発電機に取って代わる能力を証明した。昨年、トヨタはコロラド州にある国立再生可能エネルギー研究所に1MWの燃料電池発電機を建設した。今年初めは、ワシントン州ゴールデールのクリキタット・バレー・ヘルス病院にバックアップ用非常用電力を供給する定置型発電機のプロトタイプを製作した。