Wednesday, February 12, 2025 5:59 AM
IBCとXBM、リチウム硫黄固体電池開発で提携
インターナショナル・バッテリー・カンパニー(IBC、カリフォルニア州)とエクスポネンシャル・バッテリー・マテリアルズ(XBM、同)は、持続可能で高エネルギー密度、軽量、コスト効率に優れたEV市場向けのリチウム硫黄(Li-S)固体電池 (SSB) の製造で協力することに合意した。
グリーンカー・コングレスによると、手頃な価格で持続可能な都市型eモビリティー用電池の需要は、電池業界における新しい技術とアーキテクチャーにとって大きな商機になる。今回の合意では、電池化学にとらわれないIBCのイノベーション・プラットフォームと、リチウム硫黄活性正極材料(CAM)「CarbonX」を供給するXBMの独自の手法を活用する開発体制を確立する。
さらに、XBMは関連するLSB(シート状の正極や負極、絶縁膜を何層も積み重ねた電池)と固体電池製造のノウハウを提供し、IBCが米国で商業規模の電池生産を加速できるよう支援する。
IBCは、モビリティーやストレージ(蓄電)分野の企業向けに角型電池の設計、開発、製造を行なっているリチウムイオン製品会社。XBMは、石油や製紙加工業界から大量に廃棄される硫黄やリグニン/タンニンなどの副産物を、国内のEV電池材料サプライチェーン(供給網)の重要な原料として利用している。
IBCは最近、インドで1ギガワット時(GWh)の電池生産施設を建設する大規模な合弁事業契約を発表したばかり。