Friday, July 31, 2026 7:13 AM

ズークスのロボタクシーに商業認可〜5000台の運行が可能に

 運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、アマゾン傘下のロボタクシー(自動運転タクシー)開発部門ズークスに対して、連邦法の適用を免除する「Part 555」を承認し、ハンドルやブレーキペダルを搭載しないロボタクシーの商業運行を認めた。

 オートモーティブ・ワールドによると、人が運転するための装置がない車両としては米国初の商業認可となる。これでズークスは、今後1年間は最大2500台、2年目には5000台までのロボタクシーを有償で運行できるようになる。

 ズークスのロボタクシーは、座席が向かい合わせに配置された4人乗りの前後双方向走行可能な車両で、人が操作するための装置は一切なく、人の運転を前提とした現在の連邦自動車安全基準では自動的に不適合となる。ズークスは当初、自己認証制度による認可取得を目指したが、その後、事故や異常停止の追加報告義務が伴う「Part 555」制度に方針転換した。

 NHTSAは「重大な安全上の問題が発生すれば、ためらうことなく適用除外を取り消す」と話している。

 多くの自動運転車開発企業は既存の車両を改造して自動化しているが、アマゾンは2020年にズークスを買収して以来、一貫して同社の「無人運転専用車両を一から設計する」という方針を支援してきた。

 一方、24年10月に初公開されたテスラの「サイバーキャブ」もハンドル、ペダル、ミラーがなく、車両の区分としてはズークスと同じだが、テスラはこの車両の公道走行に必要な「Part 555」の適用除外を申請していない。年間2500台という上限がイーロン・マスク氏が掲げる大量生産戦略に適さないという理由からで、NHTSAが28年を目標に進めている恒久的な制度改正を待つ姿勢をとっている。