Friday, July 31, 2026 7:13 AM
ジェンテックス、モロッコに工場開設へ〜顧客から生産現地化の要望受け
自動防眩式ルームミラーなどの製造大手ジェンテックス(ミシガン州ジーランド)は、2028年までにモロッコに生産施設を開設する。
オートモーティブ・ニュースによると、サプライチェーンを現地化し、関税面でより有利な形で欧州事業を展開できるようにしてほしいという顧客からの要望に対応する。同社は欧州の顧客から取引条件として生産拠点の現地化を求められ、それが国際的な成長の足かせとなっており、熟考の結果、モロッコがその答えになった。
現在はドイツのエルランバッハに販売事務所、独ランゲンツェンに事務所と倉庫を置いているほか、アジア市場では、中国の上海に事務所、倉庫、小規模な生産施設を持っている。
モロッコに欧州市場向けの供給拠点を持つことは、ジェンテックスにとって新たな事業上の優位性になり、関税面で有利な形で欧州に製品を販売できるようになる。既存の契約に対応するだけでなく、欧州顧客からの新規受注獲得にも役立つ可能性がある。
ジェンテックスは26年上半期、世界で1040万個以上の車内・車外用自動防眩ミラーを販売し、そのうち60%以上がアジアおよび欧州の自動車メーカー向けだった。同社は電子部品やオーディオ関連部品も製造しており、上半期の売上高は前年同期比7.4%増の13億2000万ドル、純利益は2億1260万ドルだった。4〜6月期は売上高がは約1%減の6億5120万ドル、純利益は1億1410万ドル。
世界的に自動車販売が低迷するとの予測から、自動車生産は7〜9月期に2%減、通年では3%減が見込まれているが、ジェンテックスは26年に26億5000万〜27億5000万ドルの売り上げを見込んでおり、27年は28億ドル〜29億ドルと予測している。