Wednesday, August 05, 2026 7:03 AM

ナイロンとシナノケンシ、レアアース不要モーター開発で提携

 シナノケンシの米国法人、ASPINA(カリフォルニア州アーバイン)とナイロン・マグネティクス(Niron Magnetics、ミネソタ州ミネアポリス)は、自動車技術など幅広い用途でレアアースを含まないモーターの開発、供給契約を締結した。

 オートテック・ニュースによると、ASPINAの精密モーター設計やアプリケーションエンジニアリング技術とナイロンの窒化鉄永久磁石プラットフォームを組み合わせることで、レアアース依存を低減した新しいモーターを実現する。

 両社は、宇宙、自動車、消費者エレクトロニクス、産業オートメーション分野で、性能や信頼性が高く安定した材料調達が求められる用途向けに、ブラシレスDCモーター、ハイブリッドステッピングモーター、遠心ファンブロワーなどの大量生産品を中心に開発を進める。自動車量産に必要な磁石の長期的な供給契約の一環として、すでに複数のプロジェクトが進行中で、レアアース不要モーターの量産に向けた道筋が整いつつある。

 ナイロンは14年に設立されたばかりの新興企業。ミネソタ大学のレアアース不使用技術を導入して注目され、GMやステランティスなどのコーポレートベンチャーキャピタルが出資している。

 シナノケンシは、コーポレートブランドとしてASPINAを採用。北米ではアーバイン本社のほか、近隣のカルバーシティーにテックセンター、デトロイト、メキシコのグアナフアトにも展開している。