Wednesday, August 19, 2026 7:20 AM
メルセデス、大型EVにハイドロの低炭素アルミを導入へ
メルセデス・ベンツはノルウェーのアルミニウム・再生企業ハイドロとの提携を強化し、自動車における低炭素アルミの採用を進める。サプライチェーン全体で排出される温室効果ガスを削減する戦略の一環。
KnowESGによると、欧州メーカーとしては初めて、量産向け次世EVにハイドロの再生アルミニウム「Hydro CIRCAL」を採用する。Hydro CIRCALは、新たな原料を採掘する代わりに廃車や古い建物などのインフラから回収したアルミを使っている。回収アルミの比率は75%以上で、一般的な約25%を大幅に上回る。
両社は22年、2030年までを見据えた低炭素技術ロードマップを策定する基本合意を締結。24年には、協力の対象をアルミの原材料の生産から完成した自動車部品の製造までをカバーする体制を整えた。
メルセデスはすでに一部の生産部品でハイドロの低炭素一次アルミ「Hydro REDUXA」を採用している。素材は再生可能エネルギーによる電力で製造され、二酸化炭素(CO2)排出量が世界平均より70%以上低い。今後はHydro CIRCALとHydro REDUXAによって排出量の削減をさらに推し進めていく。30年までに生産工程におけるCO2の80%削減を目指すほか、39年までには乗用車や商用バン向けに調達する全ての生産材料でネット・カーボンニュートラルの達成を目標にしている。