Friday, November 06, 2026 6:41 AM

ルノー、廃車由来プラスチックをインパネに採用

 ルノーはインストルメントパネルに廃車由来の再生プラスチック材料を採用している。

◇大型内装部品で初

 再生プラスチック「IniCycled-P(イニサイクルド・ピー、IP)」は、フォルビアが22年に設立したMATERI’ACT(マテリアクト)がルノー向けに開発し、小型商用車ラインアップで最大モデルとなる「MASTER」向けに採用した。

 IPはポリプロピレン(PP)がベースで、廃車由来の再生プラスチックを20%、タルク充てん材を15%配合して耐衝撃性も高めている。リサイクル大手INDRAが廃車を回収・解体し、ルノーグループのGAIAが材料を選別・加工・再生した再生プラスチックを再利用する。

◇厳しい条件満たす

 インストルメントパネルは、車の内装で最も大きく最も高い性能を要求される部品の一つだ。高い機械的強度に加え、美しい外観、耐久性、車内空気質基準への適合が求められる。エアバッグ作動時には乗員の保護でも重要な役割を果たす。

 IPはこれらすべての条件を満たした。エアバッグ展開試験では、新品のポリプロピレンを上回る性能も確認された。既存の射出成形設備をそのまま使用でき、従来のポリプロピレンと同様に扱えるため、追加投資なしで導入できる。再生品のため、従来のポリプロピレンと比べCO2排出量を24%削減し、欧州で導入予定の再生材使用率やエコデザインに関する規制への対応にも貢献する。