Friday, December 23, 2016 9:55 AM

制裁慎重「おかしくない」 菅氏、対南スーダン

 菅義偉官房長官は23日のBS朝日番組収録で、米国が国連安全保障理事会に提案した南スーダン制裁決議案に慎重な日本政府の姿勢に関し「全くおかしくない」と述べた。日本を含む多くの国が南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加しているとして「みんな復興のために努力している。首都ジュバは比較的安全だ」と語った。

 米国は、民族対立による虐殺防止のため武器禁輸を柱とした制裁が有効と主張。菅氏は、治安情勢が安定しているとして禁輸制裁は不要と訴えた形だ。

 同時に「米国はPKOに部隊を派遣していない。私たちは南スーダン政府と話し合っている」と、現地情勢の把握に努めている立場を強調した。(共同)