Friday, December 23, 2016 1:16 PM

政権転覆扇動容疑で軟禁 中国、不明の人権派弁護士

 1カ月以上にわたり行方不明となっている中国の著名な人権派弁護士、江天勇氏(45)が、国家政権転覆扇動容疑で「居住監視」と呼ばれる当局の軟禁下に置かれていることが分かった。米国在住の江氏の妻が23日、共同通信に明らかにした。

 湖南省長沙市の公安当局が妻の実家に通知書を送付した。中国のネットメディア「澎湃新聞」は、江氏が国家機密書類を違法に所持し外国に提供しようとした疑いで、公安当局に拘束されていると報じていた。

 江氏は、国家政権転覆扇動容疑で逮捕された別の弁護士の家族に会うため長沙市を訪問し、11月21日夜から連絡が取れなくなった。長沙市公安当局は通知書で、今月1日に江氏を居住監視下に置いたとしている。(共同)