Friday, December 23, 2016 2:02 PM

アレッポ撤退完了 シリア「戦争終結」に自信

 赤十字国際委員会(ICRC)は22日夜、アサド政権が制圧したシリア北部アレッポから、反体制派の戦闘員や民間人を市外に移送する作業が完了したと発表した。計約3万5千人が、バスや自家用車で北西部イドリブ県などに脱出した。シリアのアサド政権軍は、撤退完了によって「アレッポの安全と安定が回復した」と正式に宣言した。

 政権軍は国営メディアを通じた声明で、アレッポ制圧は「戦略的な転機となる勝利」であり、政権軍とそれを支えるロシア、イランの「戦争を終わらせる能力」が示されたと主張した。(共同)